ここでは、鋼の錬金術師に関する感想・レビューを作品毎にまとめました。
原作漫画となる鋼の錬金術師は、各世代の男女から高い評価を得ています。
近年の他漫画作品からすると短めの全27巻に重厚なストーリーをまとめているといった声が多くなっています。
また、物語を読み進める時に感じる「間延び」や「ダレ」がほとんどなく、テンポよく読み進められるといった点も評価されています。
感想・レビューとしては「キャラクター」に言及する声も多く見かけます。
主人公だけではなく、魅力的なキャラクターが多く登場していることから作品に興味を持ったファンも多いようです。
また、読むタイミング(年齢)によって、受ける印象が全く異なる深みのあるストーリーを気に入って定期的に読み直すといった楽しみ方をしているといったファンの声も多くありました。
原作漫画の連載開始から2年後に放送された2003年版アニメシリーズも概ね高い評価を得ています。
完結させるために、アニメオリジナルストーリーを取り入れた今作ですが、
「アニメオリジナルストーリーなのに、しっかりと面白い」
「ダークファンタジーとしてトップクラスの面白さ」
「OP・EDを含めた楽曲が神過ぎる」
等、肯定的な意見が大半を占めています。
今作は、「平成16年度文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 審査委員会推薦作品」や「日本のメディア芸術100選(2000年代)アニメーション部門第3位」等を受賞しています。
原作漫画に準拠した「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」も業界関係者やアニメファンから評判となっています。
「原作の完全再現」
「重いストーリーが逆に引き込まれる」
「感情を揺さぶられる」
といった、声が多い傾向があります。
2003年版と2009年版のどちらも高い評価を得ていますが、多くのレビューサイトでは若干2009年版のこちらの方が平均点が高くなっています。
2003年版アニメシリーズの後日談・完結編となる「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」は、「完結編に相応しい内容・クオリティ」だという感想・レビューが多い作品です。
「エドとアルの兄弟の成長を感じられる作品」
「アニメシリーズを綺麗にまとめている」
テレビアニメ版を締めくくるのに相応しい映画だという声が多い一方で「少しストーリーが暗い」といった声もありました。
それでも、全体的な評価は高い作品となっています。
原作漫画で描ききれなかった空白の期間を映像化したのが「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」です。
「原作の世界観が守られている」
「バトルシーンが派手で引き込まれる」
作画のクオリティや原作の設定を忠実に守っている点を評価する声が多くありましたが、「作画がジブリっぽい」「原作の人気キャラがほとんど出ない」といった声もあります。
アニメシリーズとは反対に、アニメ映画は1作目の方が高い評価を得ることになりました。
実写版の完結編として前後編で公開されたのが「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」です。
前作の評判があまり良くなかったことに対して、こちらの作品は良い評価が多く集まりました。
「前作と比べるとかなり良くなった」
「前後編だけど、夢中になっていっきに見た」
「ストーリー構成が良く、迫力もあり見ていて飽きなかった」
キャスティングではなく、作品に関する感想・レビューが多いのが特徴と言えるでしょう。
前作よりも作品全体としてのクオリティーが高くなっていると評判になっています。
このレベルなら、続編や異なるスピンオフ作品も見てみたいといった声も多く見かけます。